2012年12月06日
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- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:20:16.09 ID:Lj6renei0
- 765プロ
春香「あれ……? おかしいな、どこにいっちゃったんだろう……」
P「春香、何やってるんだ?」
春香「プロデューサーさん、実は……お家の鍵を落としたみたいで……」
P「鍵を? それは大変だな……」
春香「今日は家族全員帰ってくるの遅いので、見つからないとお家に入れないんですよ……」
P「なるほど……よし、俺に任せろ」
春香「一緒に探してくれるんですか? あ、ありがとうございます!」
P「ああ。でも簡単に見つける方法があるからそれで探すぞ。こうやって……」
春香「……? ペンを机の上に立ててどうしたんですか?」
P「見ていればわかるさ。ペンから手を離すと――」
パタッ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354641616/
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:25:05.08 ID:Lj6renei0
- P「ペンが倒れたのは……あっちか。よし、あっちの方を探すぞ」
春香「あ、あの、そんなことで見つかるんですか?」
P「とりあえず探してみれば効果が実感できるさ。……パッと見、どこにも落ちてないな」
春香「ほら、そんなことで見つかったら苦労しませんよ」
P「……待てよ、この机の下が怪しいな。……よっと、鍵は……どこだ?」
春香「そんなおまじないみちなので簡単に見つかるわけが P「あった!」
春香「ええっ!? あっ……ほ、本当に私の鍵だ」
P「ほら、言った通りだろ?」
春香「あ、ありがとうございます!」
- 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:30:06.49 ID:Lj6renei0
- 春香「でも、本当に見つかるんですね……びっくりしちゃいました」
P「大学生の時、タケル先輩に教えてもらったんだ。本当に当たるんだよな、これ」
春香「うーん、特に変わったことをしているわけでもないのに……」
P「他にも試してみるか? 春香なら、探し物が他にもあるだろ?」
春香「その言い方だと、私が物をいつもなくしているように聞こえるんですけど……」
P「そ、そんなつもりじゃないって。まあ、ないならないで別に」
「ハム蔵ー! どこいったー!?」
春香「あの声は……」
- 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:32:17.99 ID:EjCYPT5KO
- やはりみなみけか
- 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:34:08.51 ID:E0tDrHsz0
- つまりラッキースケベもタケル先輩に教わったと
- 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:36:01.63 ID:bwzuhih20
- タケルおじさんのペン倒し占いなら百発百中だからな
- 19 :>>2 やられたわ:2012/12/05(水) 02:37:44.40 ID:Lj6renei0
- P「響、どうしたんだ? またハム蔵とケンカでもしたのか?」
響「ううん、ハム蔵が見つからなくて困ってるってだけだぞ」
P「また冷蔵庫の奥にでも隠れてるんじゃないのか?」
響「そこもとっくに探したけど見つからなくて……」
春香「プロデューサーさん、さっきの方法で探してみたらどうですか?」
響「さっきの方法? 何それ?」
P「ハムスターも見つかるのか……? 試しにやってみるか」
響「……? ペンを机の上に立ててどうするの?」
P「まあ見てろって。ハム蔵はどこだ――」
パタッ
- 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:42:55.55 ID:Lj6renei0
- 春香「ペンが倒れたのは……あっちですね」
響「あっちにハム蔵がいるの? でも、事務所はだいたい探したぞ」
P「でも、ペンが倒れた方向はあっちだから……ん?」
美希「……すー、すー……」
春香「美希が気持ち良さそうに寝てますね。あっ、そのソファの下とか」
P「……響、美希の胸を調べてみろ」
響「ええっ!? な、なに言ってるんだよプロデューサー!?」
P「ハム蔵がいるのは多分……美希の胸の間だ」
- 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:46:22.03 ID:Lj6renei0
- 春香「む、胸の間?」
響「ほ、本当に? おーい、ハム蔵ー」
ハム蔵「じゅ!」
響「あっ! ハム蔵見っけ! 心配したんだぞー!」
春香「本当にいた……よかったね、響ちゃん」
響「うん! ありがとね、プロデューサー。でも、そんなので効果あるのか?」
P「今のところは的中率百%だから、信じてもいいんじゃないか?」
響「うーん、でもなんかうさんくさいぞ」
P「そこまで言うならもう一度やるか。次は何を……」
美希「んんっ……もう、みんなうるさいの……」
- 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:51:57.84 ID:Lj6renei0
- P「おっ、起こしちまったか。悪かったな、美希」
美希「別にいいよ。うーん……よく寝たの」
春香「プロデューサーさん、今度は美希のを探してみたらどうですか?」
P「美希の探し物か……よし、やってみるか」
美希「なになに、面白いこと?」
P「美希、今探してる物ってなにかないか?」
美希「探してるもの? うーん……あっ、あるよ」
響「本当? なんなんだ、美希?」
美希「んー、言うのは簡単だけど、ハニーはミキのことならなんでもわかるよね?」
P「……へっ?」
- 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:55:02.94 ID:Lj6renei0
- 美希「つまり、ミキの探し物もハニーならわかるはずなの。だから言わないでおくね」
響「な、なんだか面倒なことになったぞ……」
春香「えっと、できますか、プロデューサーさん?」
P「……やってみるか。美希の探し物はっと」
美希「……ハニー、なにやってるの?」
P「お前の探し物を見つけるんだよ。……よし、えいっ」
パタッ
春香「倒れたのは……あっちですけど、壁がありますね」
P「ということは別の部屋ってことかもな。あっちを探してみるぞ」
- 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 02:59:32.24 ID:Lj6renei0
- 給湯室
雪歩「いただきまーす。あむ……」
春香「この部屋ですね、プロデューサーさん!」
響「どこだー! 美希の探し物はどこだー!?」
雪歩「……っ!? は、春香ちゃんに響ちゃん? ……どうかしたの?」
春香「プロデューサーさん、雪歩がいる位で変わった物は……」
P「みたいだな……。すまん、雪歩、食事中に邪魔したな」
雪歩「い、いえ……」
美希「あー! ミキの探し物、見つけたの!」
響「えっ? ど、どこだ?」
美希「ほら、今雪歩が持ってるよ。それがミキの探し物なの」
P「……ああ、なるほど」
- 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:02:45.67 ID:4ZyoxgrR0
- 当たらなくても適当に肯定しておけばPの株は上がる
策士だな。男を立てる術を知っていますねぇ。流石美希
- 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:07:45.93 ID:Lj6renei0
- 春香「雪歩の持ってるのって、まさか……」
響「おにぎりのこと?」
美希「正解だよ。雪歩……ミキに隠れておにぎり食べるなんて許さないの!」
雪歩「ご、ごめんなさい……美希ちゃん気持ち良さそうに寝てたから、起こしちゃダメだと思って……」
P「あー、だからここで隠れて食べてたのか。っていうか、これは雪歩のおにぎりだろうが……」
美希「それでもズルいものはズルいの!」
響「い、言ってることが無茶苦茶だぞ……」
雪歩「あ、あの……美希ちゃんの分もちゃんと買って来てあるから」
美希「……中身は?」
雪歩「おかかとたらこだけど……」
美希「雪歩大好きなのー!」
P「態度変えす……まあいいか」
- 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:13:29.27 ID:Lj6renei0
- P「という訳で、効果は実証されたな」
春香「すごいですね、本当に見つけちゃうなんて」
響「普通のペンにしか見えないのに……どうなってるんだろ?」
P「さあな。さて、そろそろ仕事に――」
律子「はい、ええ。あー……わかりました、今から見つけに行きます」
春香「電話、なにかあったんでしょうか……律子さん、忙しいから大変ですね」
響「プロデューサーも見習った方がいいと思うぞ」
P「お前達のせいだろうが……」
律子「あっ、プロデューサー。すいません……お願いがあるんですが」
P「おう、どうした律子?」
律子「実は……あずささんがまた道に迷ってしまって」
- 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:19:33.52 ID:Lj6renei0
- P「あ、あずささんが?」
律子「ええ……この後に仕事があるわけではないので、急いではいないんだけど……」
P「あずささんが心配ってことか……。わかった、協力するよ」
律子「ありがとうございます。でも、簡単に見つかるかしら……」
春香「電話の相手、あずささんですよね? なにか言ってなかったんですか?」
律子「ローソンを出て、右に曲がってさらに角を右に曲がって」
響「うんうん」
律子「次の角をさらに右に曲がって、もう一度曲がって進むとローソンがある場所、って」
P「……それ、最初にいたローソンだよな」
律子「……はい」
- 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:22:52.56 ID:Lj6renei0
- 春香「あっ、プロデューサーさん。あの方法で探してみたらどうですか?」
律子「あの方法?」
P「そうだな……闇雲に探すよりはマシか」
律子「なにか考えでもあるんですか?」
P「ああ。こうやってペンを立てて……」
律子「……あのー、プロデューサー殿?」
響「律子、今はプロデューサーに任せた方がいいと思うぞ」
律子「はあ……」
P「あずささんの場所は――」
パタッ
- 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:28:09.49 ID:Lj6renei0
- 響「倒れたのは……あっちだね! ……あっちってどっち?」
P「アプリのコンパスで調べてみるか……北北東だな」
律子「あの……もしかして、そんなおまじないで見つかるとでも?」
P「いいから探してみろって。俺達はこの辺を探すからさ」
律子「……よくわからないけど、信じてみますか。私は車で探してみます」
P「わかった。見つかったらまた連絡してくれ」
律子「ええ、行ってきます。……本当に見つかるのかしら」
- 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:33:16.30 ID:Lj6renei0
- 三十分後
P「おっ、電話だ……もしもし?」
律子『ぷ、プロデューサー! 本当に見つかりました!』
P「おー、よかったよかった。あずささんは無事だったか?」
律子『ええ。言われた方に進んでいたら、人だかりができていたので見てみると』
P「あずささんが見つかったってわけか」
律子『はい! 今から事務所に戻りますね』
P「ああ、気を付けてな」ピッ
P「……というわけだ」
春香「よかったー……。でも、すごいですね、プロデューサーさん」
響「四回連続……ここまできたらもう疑えないぞ」
- 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:38:59.56 ID:2kO9Wkwt0
- プロデューサーは完璧だからな
- 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:40:38.78 ID:Lj6renei0
- しばらくして
あずさ「本当にご迷惑をおかけしてしまって……」
P「いえいえ、気にしないでください。あずささんが無事ならそれでいいですから」
響「そうだぞあずさ。それ位ならなんくるないさー」
春香「人間、誰でも失敗はありますよ」
P「……鍵なくしたやつとペット見失ったやつが言える台詞じゃないよな」
春香・響「うっ……」
あずさ「でも、律子さんから聞いたんですけど……おまじないがどうとか」
P「ええ。ペンを立てて倒すだけで探し物、探し人、探しハムスターとなんでも見つけますよ」
響「あずさもなにか探してるなら、プロデューサーにやってもらったら?」
あずさ「そうねえ……あっ」
春香「なにか探しているものがあるんですか?」
あずさ「私の運命の人……とか、どうでしょうか?」
- 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:42:06.16 ID:E0tDrHsz0
- なるほど「私のステキな旦那候補」か
- 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:43:45.19 ID:eHkJO8JR0
- なにやら雲行きが
- 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:44:48.47 ID:bwzuhih20
- ついに俺の超強力電磁石を使うときがきたか…!
- 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:46:06.49 ID:Lj6renei0
- P「運命の人、ときましたか。うーん、どうですかねえ……」
春香「迷ったあずささんも見つかったんですし、もしかしたら……」
P「でも、こんなやり方で見つけちゃってもいいんですか?」
あずさ「私も占いやおまじないは好きですから、ちょっと試してみたいなー……なんて」
P「そういえばそうでしたね」
あずさ「ええ。ですから、ほとんどが当たらない……ということもわかっていますよ?」
響「信じてないみたいだぞ、プロデューサー」
P「まあ、当たるも八卦とかなんとか……やってみるか」
P「えっと、あずささんの運命の人は――」
パタッ
- 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:53:10.98 ID:Lj6renei0
- 響「倒れたけど……えっと」
春香「倒れたのは……プロデューサーさんのいる方向ですね」
P「みたいだな。あずささん、あっちにいるみたいですよ」
あずさ「あっち、ですか。では、今から探しに……」
響「す、ストーップ! あずさ、そのままだとまた迷っちゃうぞ!」
あずさ「あっ、それもそうね……またいつか探してみようかしら」
P「でも、今その人がいる方向ですから、その人が動く可能性もあるんですよ」
春香「それだと見つけるの大変そうですね……」
あずさ「うーん……プロデューサーさん、もう一度やってもらってもいいですか?」
P「ええ。これで方向が変わったら動いてるってことがわかりますね」
- 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 03:57:26.50 ID:Lj6renei0
- あずさ「その前に、席を替わってもらってもいいですか?」
P「席を? 別に良いですけど、どうしてですか?」
あずさ「占いやおまじないって、やる人の場所も結構関係するんですよ」
P「へー、なんだか風水みたいですね」
あずさ「ええ。たしか、こっちの方角よりもあっちの方が……」
響「……あずさ、真剣だね」コソコソ
春香「……うん、黙ってみていた方がよさそうだね」コソコソ
- 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:01:46.24 ID:Lj6renei0
- P「結局、俺とあずささんが入れ替わっただけですね」
あずさ「これで大丈夫だと思います。……お願いします」
P「わかりました。あずささんの運命の人は――」
パタッ
春香「倒れたのは……あれ? またプロデューサーさんの方ですね」
響「さっきとは真逆だぞ? そんなことあるのか?」
P「うーん……その人は飛行機に乗ってるとか」
春香「それだと、余計に探すのは難しそうですね……」
あずさ「……」
響「あずさ、どうしたんだ?」
あずさ「……もしかして」
- 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:06:46.71 ID:Lj6renei0
- あずさ「プロデューサーさん、もう一度場所を入れ替わってもらってもいいですか?」
P「もう一度ですか? 別に良いですけど……では、こっちにあずささんで」
あずさ「……はい、これで入れ替わりました。もう一度ペンを倒してもらえますか?」
P「いいですよ。あずささんの運命の人は――」
パタッ
春香「あれ? またプロデューサーさんの方だ……」
響「そ、そんな簡単に移動できるのかな……不思議だぞ」
P「どうなってるんだろう……」
あずさ「そっか……やっぱりそうなんですね、ふふっ」
P「……あずささん?」
- 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:11:25.20 ID:Lj6renei0
- あずさ「プロデューサーさん、今度は隣に来てもらえますか?」
P「え、ええ。それでまたやってみればいいんですか?」
あずさ「はい、お願いします♪」
P「では失礼して……よっと。いきますよー、あずささんの運命の人は――」
パタッ
春香「また、プロデューサーさんの方に……あれ? これって……」
響「ま、まさか……!」
あずさ「ええ、そうみたいね~」
P「えっ? もしかして、運命の人が誰かわかったんですか?」
あずさ「はい。多分、そうだと思います。ふふふっ……」
- 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:15:36.68 ID:Lj6renei0
- P「それ、いったい誰なんですか?」
あずさ「あらあら、プロデューサーさん……お気づきになっていないんですか?」
P「ええ、さっぱりですね……教えてもらえますか?」
あずさ「うーん、どうしようかしら?」
春香「だ、ダメですよプロデューサーさん! この結果は間違ってます!」
響「そ、そうだぞ! こんなのインチキだ!」
P「どうしたんだ二人とも、さっきまで信じてたじゃないか」
春香「そ、それは……」
あずさ「それなら、二人も占ってもらったらどうかしら?」
響「じ、自分達も?」
- 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:19:20.19 ID:Lj6renei0
- あずさ「もしかしたら、私と同じ方向に倒れるかもしれないわよ?」
春香「同じ方向……プロデューサーさん、お願いします!」
響「自分達の運命の人も探してみてよ!」
P「いや、さっきインチキって言ったばかりだろうが」
春香「そ、それは……と、ともかくお願いします!」
P「わかったわかった。面倒だから二人同時にやるぞー」
響「なんかテキトーになってる気がするぞ……」
P「俺も仕事があるんだって。赤いペンが春香、青い方が響な」
P「えっと、それぞれの運命の人は――」
パタッ
- 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:19:37.32 ID:2kO9Wkwt0
- あずささんマジ策士
- 65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:21:12.01 ID:yjYADx4S0
- まさかの百合展開
- 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:23:56.51 ID:Lj6renei0
- 春香「倒れた! えっと赤い方が私で……」
響「青い方が自分だね。えっと……あれ?」
P「赤い方は響の方、青い方は春香の方を向いてるな」
あずさ「あら? これってもしかして……」
春香「ひ、響ちゃん……席、入れ替わってみる?」
響「う、うん……」
P「入れ替わったけど、もう一回やればいいのか?」
春香「お、お願いします!」
P「春香と響の運命の人は――」
パタッ
春香「赤い方は……響ちゃんに」
響「青い方は……春香の方」
- 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:24:40.43 ID:bwzuhih20
- なんでいっつもPばっか…
- 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:28:11.99 ID:Lj6renei0
- P「また真逆か……どうなってるんだ?
あずさ「あ、あらあら……これだと」
春香・響「……」
響「は、春香……」
春香「ひ、響ちゃん……」
響「……春香!」
春香「……響ちゃん!」
春香・響「――って違う違うちがーう!」
- 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:30:29.08 ID:3vPC/5D70
- 仲良いなww
- 71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:34:42.27 ID:Lj6renei0
- P「なんだよお前達……見つめ合ったと思ったら急に大声出して」
春香「プロデューサーさん! これ、やっぱりあてにならないと思います!」
響「春香の言う通りだぞ! インチキだ、デタラメだー!」
P「お、落ち着けって……」
律子「ちプロデューサー! そろそろ真面目に仕事してください!」
P「り、律子? いたのか……」
律子「いたのか、じゃないですよ。そんな暇があったら仕事仕事!」
P「わ、わかってるって。おっ、そうだ……ペンの力で仕事でも探してみるか」
響「それ、インチキだからね。絶対見つからないぞ!」
春香「うんうん、その通りです!」
P「お前ら仲いいな……えっと、春香と響の仕事は――」
パタッ
- 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:40:34.46 ID:7OL9CxQ40
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/ / ̄`ヾフ´ ̄`ヽ 三 |┃
〃∠ __」 _____ \ |┃
.'_〃_i__i ____ . イ、 '. . ガラッ |┃
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| l xf示 示x ト、__」ノ 三 |┃
. l l { ヒり ヒり∧ | , -‐ぅ┃
V ト、 ' { ノ | / i´|┃
. V 八 「 7 ノ7 l { 人.|┃
Vハト、ト≧=⊇__. イ /ル'レ′ ..,イ` ー‐ .|┃
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∠ /\ , -―xY_ {、__ ! .|┃
/ ̄`ヽ く ー }フ^ ト、>- 、__| 三 |┃
i \ `ス i !\ノ } `Y { ...三 |┃
- 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:43:00.99 ID:Lj6renei0
- あずさ「えっと、ペンの方向は……テレビ位しかないですね」
P「テレビねえ……試しにつけてみるか」
『次のコーナーはあなたが街で見かけた不思議な人を番組が探す――』
『あの人はだれ? です! 今回は二通、ご紹介します。まずは』
響「……テレビなんか観てお仕事見つかるの?」
P「さあ……」
『ワニや大型犬や蛇、たくさんの動物を連れた少女と』
春香「あれ? それって……」
『三分間で五回ころんでも歩き続けるリボンの少女、この二通の情報を募集します!』
あずさ「この二人って、もしかして……」
P「春香と響、ですね……」
- 77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:48:53.53 ID:Lj6renei0
- P「……律子、今すぐテレビ局に電話してくれ!」
律子「わかりました。えっと、その番組はたしか東都テレビだから……」
春香・響「……」
P「とりあえず一つ、仕事決まったな。どうだ、これでも疑うのか?」
春香「……これはなにかの間違い。きっと、間違い……」
響「春香……今日は一緒に帰ろ……」
春香「うん……それではプロデューサーさん、さようなら……」
P「……なんであの二人元気なくなったんですかね?」
あずさ「さあ、どうしてかしら?」
- 78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:53:25.09 ID:QZxcynGa0
- >響「春香……今日は一緒に帰ろ……」
さり気なくフラグを立てるなw
- 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:55:10.38 ID:2kO9Wkwt0
- やっぱり百合じゃないですかやったー!!!!
- 80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 04:55:59.86 ID:Lj6renei0
- P「ところであずささん、さっきの話なんですけど」
あずさ「さっきのお話?」
P「結局、あずささんの運命の人って誰なんですか?」
あずさ「……プロデューサーさん、知りたいですか?」
P「ええ、あのおまじないの結果も知りたいですし」
あずさ「ふふっ、どうしようかしら~?」
P「気になりますね……教えてくださいよ」
あずさ「そうですね……あっ、それなら」
あずさ「その人が本当に運命の人かどうか、二人で確かめに行きませんか?」
P「二人で、ですか?」
- 82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 05:04:04.84 ID:Lj6renei0
- あずさ「プロデューサーさんが一緒なら、きっと見つかると思うんです」
P「俺と一緒に……? ああ、なるほど。道に迷わないようにするためか」
あずさ「……この様子だと、やっぱり少し時間がかかるかしら」
P「時間がかかるんですか?」
あずさ「ええ、……多分」
P「それなら、二人が休みの日がいいですかね」
あずさ「えっ? あの、それって……」
P「あずささんの運命の人探し、俺も協力しますよ」
あずさ「ふふっ……ありがとうございます、プロデューサーさん」
- 83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 05:09:16.40 ID:Lj6renei0
- P「でも、どこを探せばいいんですか? あてとかあります?」
あずさ「そうですねえ……遊園地、映画館、ショッピング、どれにしようかしら?」
P「候補は色々あるんですね……ペンを倒して決めますか?」
あずさ「いえ、その必要はないと思います」
P「えっ? 必要ないんですか?」
あずさ「ええ。プロデューサーさんとなら、どこにペンが倒れても一緒ですから」
P「……?」
あずさ「そのうちわかりますよ。そのうち……ね?」
- 終わり
- 84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 05:10:45.14 ID:2kO9Wkwt0
- あずささん大勝利じゃないですか乙
- 85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/05(水) 05:12:17.50 ID:eHkJO8JR0
- あずささんとビール飲みたい
お知らせ : 無
よければ気軽にコメントやRTしてあげて下さい
-
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